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「M-1グランプリ」が誕生した背景と意義
2001年にスタートした「M-1グランプリ」は、“漫才の甲子園”と呼ばれる日本最大級の漫才コンテストです。
島田紳助が「漫才への恩返し」と「芸人に区切りを与える場」を作る目的で立ち上げ、吉本興業と朝日放送によって開催されました。
出場資格は芸歴10年以内、優勝賞金は1,000万円。年末の生放送という大舞台で、若手芸人が人生を賭けて挑む大会は、芸人たちの夢とドラマが詰まった年末の風物詩として定着しています。
M-1グランプリ歴代優勝者と準優勝者(2001~2024)
2001年
- 優勝:中川家(礼二/剛)
→ 初代王者として歴史に名を刻む。正統派漫才とアドリブ力で圧倒。 - 準優勝:ハリガネロック
- 審査員コメント・反応:「漫才の可能性を見せつけた」(島田紳助)。視聴者からも「初代にふさわしい」との声。
2002年
- 優勝:ますだおかだ(増田英彦/岡田圭右)
→ 岡田の「パァ!」が全国区へ。 - 準優勝:フットボールアワー
- 反応:明るい掛け合いに会場大爆笑。「王道の漫才らしさが光った」と審査員絶賛。
2003年
- 優勝:フットボールアワー(岩尾望/後藤輝基)
→ 巧みなボケと後藤のツッコミで高評価。 - 準優勝:笑い飯
- 反応:島田紳助「M-1史上に残る完成度」。笑い飯も一気に注目を浴びた。
2004年
- 優勝:アンタッチャブル(柴田英嗣/山崎弘也)
- 準優勝:南海キャンディーズ
- 反応:ザキヤマの勢いと柴田のツッコミが炸裂。「圧倒的」と称された年。
2005年
- 優勝:ブラックマヨネーズ(小杉竜一/吉田敬)
- 準優勝:笑い飯
- 反応:独自の自虐ネタと吉田の切れ味ツッコミに審査員も唸った。
2006年
- 優勝:チュートリアル(徳井義実/福田充徳)
- 準優勝:フットボールアワー
- 反応:徳井の妄想ネタが爆発。「天才」との声多数。
2007年
- 優勝:サンドウィッチマン(伊達みきお/富澤たけし)※敗者復活組から優勝
- 準優勝:トータルテンボス
- 反応:敗者復活から初の優勝に世間騒然。「奇跡の逆転劇」と話題に。
2008年
- 優勝:NON STYLE(石田明/井上裕介)
- 準優勝:オードリー
- 反応:石田のテンポの速いボケに高評価。オードリーもこの大会で全国区に。
2009年
- 優勝:パンクブーブー(佐藤哲夫/黒瀬純)
- 準優勝:笑い飯
- 反応:「漫才の完成形」と絶賛。全票を獲得した唯一の完全優勝。
2010年
- 優勝:笑い飯(西田幸治/哲夫)
- 準優勝:スリムクラブ
- 反応:10年連続決勝進出の末、悲願の優勝。「執念が実を結んだ」と称賛。
2011〜2014年
- 大会休止
2015年
- 優勝:トレンディエンジェル(たかし/斎藤司)
- 準優勝:銀シャリ
- 反応:斎藤の薄毛ネタが時代を超えて支持。復活M-1を盛り上げた。
2016年
- 優勝:銀シャリ(鰻和弘/橋本直)
- 準優勝:和牛
- 反応:正統派漫才の頂点。「青シャツ漫才師」が時代を制した。
2017年
- 優勝:とろサーモン(久保田かずのぶ/村田秀亮)
- 準優勝:和牛
- 反応:久保田の強烈なキャラに賛否両論も。「攻めた漫才」と話題に。
2018年
- 優勝:霜降り明星(せいや/粗品)
- 準優勝:和牛
- 反応:史上最年少優勝。粗品は「R-1」と合わせ二冠。若手スター誕生の瞬間。
2019年
- 優勝:ミルクボーイ(駒場孝/内海崇)
- 準優勝:かまいたち
- 反応:「コーンフレーク」が流行語級のインパクト。圧倒的票数で歴史的勝利。
2020年
- 優勝:マヂカルラブリー(野田クリスタル/村上)
- 準優勝:おいでやすこが
- 反応:「これは漫才か?」と議論を呼んだ回。新しい笑いの形を提示。
2021年
- 優勝:錦鯉(長谷川雅紀/渡辺隆)
- 準優勝:オズワルド
- 反応:長谷川の50歳優勝に感動の声多数。「夢を諦めない」姿が支持された。
2022年
- 優勝:ウエストランド(井口浩之/河本太)
- 準優勝:さや香
- 反応:毒舌漫才で賛否を巻き起こすも「攻め続けた姿勢が評価された」との声。
2023年
- 優勝:令和ロマン(髙比良くるま/松井ケムリ)
- 準優勝:ヤーレンズ
- 反応:新世代らしいテンポ感とセンスが光り「令和のスター」と話題に。
2024年
- 優勝:令和ロマン(2連覇)
- 準優勝:バッテリィズ
- 反応:史上初の連覇達成。若手筆頭として時代をリードする存在に。
まとめ
M-1グランプリの歴代優勝者を振り返ると、王道の正統派から型破りな新スタイルまで、漫才の進化の歴史そのものが見えてきます。
審査員の辛口コメントや世間の反応もまた、毎年の大会を語る上で欠かせないエッセンスです。
2025年以降も、新しいスター芸人が誕生する瞬間を見届ける楽しみは続いていきます。
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